LINEと連携するシステムで、顧客管理や会員証表示をした事例
この事例は、小さな洋菓子店で顧客管理を始めた際の事例です。LINE公式アカウントと連携するシステム EDWARD を実施した事例です。下の画像の様に、LINEアプリ内にミニアプリとして、会員証を表示する機能を構築しました。会員証を店舗で見せてもらうことで、会員特典のプレゼントなどを渡す際に利用しています。
(1)メール会員に送信しているメールの反応が落ちてきている。
(2)メール会員からLINEに会員募集を変更したいが、個人が特定できないので困っている。
メール会員の場合は、会員番号が発行されていたので、店舗で番号を聞いていた。
(3)会員情報を紙に書いてもらっているが、システムに入力する手間がかかるので溜めてしまっている。
このような困りごとを解決するために、LINE公式アカウントを導入していますが、公式アカウントだけでは個人が特定できないのでどうしたものかとなっていました。
<LINE連携システムで実現したこと>
(1)リッチメニューをタップすると会員証を表示する。
(2)会員証に、LINE会員NOを表示する。
(3)LINE会員NOはシステムが自動で番号を振る。
(4)友だち追加した後に、会員情報を登録してもらうためのメニュー表示する。
(5)会員登録フォームで、氏名・生年月日・電話番号を入力してもらうこと
このような機能を実現するためには、LINE公式アカウントだけではできませんが、LINE公式アカウントのAPI機能やミニアプリを追加する機能を利用することで実現することができます。
<構築するためのコスト>
当社のLINE連携ステム EDWARDを利用することで、LINE公式アカウントにミニアプリを追加することができます。また、EDWARDには無料で顧客管理が始められるフリープランが用意されています。当事例では、フォーム以外の機能はフリープランで構築することができました。
・会員証はフリープランで表示できるため無料で構築できました。
・リッチメニューを会員登録前と会員登録後で使い分けています。これもフリープランで利用できるため無料で構築できています。
・会員登録フォームについては、有料のフォームオプションを利用しました。
このオプションを利用するコストは、月額 5,000円です。
以上の内容で、友だち追加数 3,000名(ブロック含む)まで利用できるため、現在のメール会員数は1,000名程度であることから、当分の間は月額 5,000円でシステムを利用しています。
なお、LINE公式アカウントの利用料金は有料のライトプランを利用しているので、月額 5,000円となります。
EDWARDシステム と LINE公式アカウント の利用料金を合計すると、月額 1万円で構築したことになります。
初期費用は無料?
この事例では、オーナー店長が自分でLINE公式アカウントを設定するなどシステムにも明るい方でした。このため、EDWARDシステムについても自分で初期設定を行っています。このため初期費用は掛かっていません。
LINE内に会員登録フォームを設置
LINE公式アカウントには利用者が独自のアプリを設置することができ、ミニアプリと呼ばれています。
当事例ではこの機能を利用してリッチメニューをタップすると、会員登録用の入力フォームが表示されるようにしています。
フォームの項目設定について
フォームは LINE連携システム EDWARD のオプション機能を利用することで、オーナー店長が自分で作成しました。
作成すると言ってもシステムのメニューから下のような設定画面で、利用したい項目をonやon(必須)にするだけです。
設定が完了すると、自動的にLINEのミニアプリとして登録され、URLが発行されます。このURLをリッチメニューに設定するとフォームを使うことができます。
会員登録前後でリッチメニューを使い分ける
顧客管理を行う上で、会員登録してもらうことは重要です。個人が特定できないと顧客管理の第一歩を進めることができません。
この事例では、先に掲載した画像の様に、LINEの下部に表示されるメニュー(リッチメニューと呼びます。)を使い分けることで、会員情報登録を促しています。
このような使い分けをするためには、リッチメニューを複数登録したうえで、会員登録フォームが登録された後に、自動的にリッチメニューを変更するように設定します。フォームオプションを使うと、フォームとリッチメニューが前述のように連携して動作します。
会員情報の使い方
この事例では、氏名・生年月日・電話番号を取得しています。今までは会員全てにメールマガジンを出していましたが、今後はもう一歩踏み込んで「誕生月メッセージ」を配信することにしました。運用はこれからですが、取得した個人情報を基にしてEDWARDシステムからセグメント配信(区分配信)をする予定です。EDWARDシステムでは誕生月で絞り込んで配信することができますので、その月になったときに送信するボタンを押すだけで運用できます。