LINEミニアプリ導入事例 服飾雑貨の企画・製造・販売 株式会社Queen様
会員証アプリから、LINEミニアプリの会員証に移行したら、
会員数が6か月で10万人を超えました!
DX推進で業務効率化を実現。
実店舗とEC連携によって進んだ顧客データを活かした売上向上施策

株式会社Queen (左から)営業本部 本部長 桶谷 恵様 チーフマネージャー 中上 千鶴様
─ 御社はどのようなサービスを提供していますか?
弊社は、ファッションを愛する女性一人一人がいつもおしゃれでいられるように、「大人が楽しめるトレンドアクセサリー」をコンセプトにしたプチプラ・アクセサリーの先駆けとして、企画販売を行っています。低価格ながらも、高見えするアクセサリーは10代~50代と年代問わず幅広い年代のお客さまにご愛用いただいています。
現在は、ECサイトに加えて、実店舗にも力を入れておりまして、全国に32店舗出店しています。今後は、海外への出店も視野に入れています。




― LINEミニアプリ EDWARD(デジタル会員証)はいつから利用されていますか?
2024年7月に導入し、利用を開始しました。それまでは、他社のアプリを使用していた時期もあるのですが、あまりにも使いにくくて、しばらく使用を中止していたというブランク期間があります。しかし、実店舗が増えてきたこのタイミングで、今度こそいい会員証アプリないかと探して、見つけたのがEDWARDでした。

― 以前に使われていたというアプリは、どのような問題があったのでしょうか。
まず、お客さまがQRコードを読み込んで、アプリをダウンロードしていただくところから始まります。そこで、空メールを送信していただき、ポイントアプリの登録を行います。次に、店舗のスマレジと紐づけるための登録をしていただかないと本会員になれないという仕組みでした。
会員登録完了までの工程が多く、レジ前でお客さまのお手間を取らせてしまうことや、案内に時間がかかることで、レジの稼働率が下がり、お客さまやスタッフのストレスが大きくなりました。商業施設によってもwifi環境が違うのですが、多くのお客さまが一斉にメールの送信を行われると、そこで止まってしまい次に進めないこともありました。
そうなりますと、お客さまから寄せられるクレームも増えていき、会員数も伸び悩んでおりました。結局、2020年から2023年の4月まで、3年間使用しましたが、会員数も5万人程度で止まってしまいました。
―そこで、LINEミニアプリのEDWARD(デジタル会員証)の導入を決められたのですね。
はい、以前のポイントアプリを廃止し、簡単に会員登録ができるものがないか探していたところ、LINEミニアプリのEDWARD(デジタル会員証)を知り、調べてみるとめちゃめちゃ簡単そうでしたし、コストも従来よりかなり安価でしたので、導入を決めました。
導入決定から利用開始までの期間が短かったのですが、サポートがとても分かりやすく親切でしたし、ご案内いただいたYoutube「EDWARDの機能紹介・ポイントカードと会員登録編」を見るだけで、すぐに使えるようになりました。10分くらいの短いムービーなのですが、実際の使用感が伝わってきますし、私たちはQRコードを提示しておくだけで、どんどん会員さんが増えていく仕組みも分かりやすかったです。また、LINEのシステムを上手く利用しているので、操作も簡単で、お客さまにとっても便利なツールだということも理解できました。店舗スタッフにはアルバイトやパート従業員も多いのですが、これなら10分間のYoutubeを見るだけですぐに使えるようになるというので、全社でとても好評でした。

―EDWARD(デジタル会員証)の魅力は、簡単に使えるということでしたが、他にも魅力がありますか?
もちろん、素早く登録できて簡単というのが一番の魅力なんですが、他にもいくつか魅力はあります。まず、利用開始から、たった6か月で、会員数が10万人を超えたことです。これは、従来のアプリと比較すると、予想できないくらいに画期的なことでしたね。まさに、あっという間に10万人でした。しかも、いまでも月の平均獲得人数は従来アプリの約4倍です。
また、ショッピングモール等の商業施設に出店するときに提出する審査資料の中に、どのようなポイントアプリを使用しているのかという項目があるのですが、その際にも、EDWARDの資料はとてもスムーズに理解していただけます。さらに、すでに10万人超のポイント会員を持っているということで、商業施設へのオープン販促の提案がスムーズに進むというメリットも実感しました。


―EDWARD(デジタル会員証)導入から利用開始までの流れはスムーズでしたか?
導入の流れとしては、EDWARDさんが弊社の担当と資料を構築していただいて、LINEミニアプリの審査を通していただきました。
その後に、本社を先行して密な打ち合わせを行い、店舗に対する説明などの打ち合わせをしっかり行っていただきましたが、その進行方法はとても助かりました。本社では、新店オープンで忙しかったのですが、ポイントアプリも早く決めなければならなかった時期でしたので、その決済もスムーズに進みました。その後の各店舗への説明は、EDWARDさんで、すべてフォローしていただけたので、とてもスピーディーに利用開始まで行けたと思っています。
新しいポイントアプリ導入に対して、各店舗から本社への問い合わせもまったく無く、すーっと入れた感じです。その後も新人研修などで、あのYoutubeは、とても役立っていますよ。そして、何よりもクレームが無くなったことはうれしいです。出店が多かった割には、いままでクーポンや新商品のご案内などができなかったのですが、配信をほとんどせずに会員数がここまで順調に伸びたことは、驚異だと感じています。


―EDWARD(デジタル会員証)は、会員管理も得意なのですが、どのように利用されていますか?
EDWARDには、会員分析機能が付いていますので、顧客管理と購買分析に利用しています。さまざまな情報がすばやく入手できるのがいいですね。分析という項目の中で、ポイント会員の取引情報が見られるのですが、この画面を見ていると、以前よりはリピーターが増えて来ているのが分かりますし、今後はこのリピーターをもっと大事に育てていくための施策も必要になってくると分析しています。
また、1日単位の会員の登録者数がだいたい来店者の20%前後というデータも出ていますから、今後はこちらの数字を上げるためのキャンペーンも考えたいと思います。さらに、新店舖情報や各店舗の販促情報を簡単に配信できるようになりました。この機能はもっと利用していきたいです。





―最近、EDWARD(デジタル会員証)のアップデートが行われて、新機能も追加されましたが、使用されていますか?
はい、さっそく使用しています。中でも、ポイントランクの一覧表示がすぐに見られるようになったのは参考になりますね。いままでは、スマレジから苦労して見ていたので、こんなに簡単に見られるようになったんだということで感激しています。
ポイントのランク設定は、仮会員、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、VIPと、けっこう細分化させています。こうして全体のバランスを見ますと、仮会員の比率が思ったよりも少なく、すぐにシルバーに移行されていることなども把握できていいですね。会員分析機能を使うと、お客さまの購買状況に基づいた販促ができるので、今後はもっと活用していきたいツールです。


―EDWARD(デジタル会員証)を利用して実際に得られた成果で、具体的な数値があれば教えていただけますか?
そうですね。先日のクーポン配信について、具体的な数字がありますのでご紹介します。
一部店舗で期間限定クーポンを配信しましたところ、会員数が26%増加し、会員さまの約4割が期間中にクーポンを利用してくださるという結果が得られました。金額設定でも縛りを付けていたので、客単価も期間中と期間前を比較したところ12%UPすることができました。今回は期間が長く1部と2部を合わせてクーポン1枚だけの配布でしたので、もっと細かく1部と2部の販促内容を変化させるなどの工夫をすれば、もっと大きな効果が期待できると実感しました。

―EDWARD(デジタル会員証)のご利用について満足度を教えてください。
もちろん満足しております!店内には名刺サイズのPOPを10枚以上設置し、レジにはA5サイズのPOPを、また、店舗によってはA1サイズのポスターを設置しています。これらのPOPをご覧になったお客さまが、興味を持って自らご登録をしてくださいます。QRコードを読み込むだけで仮会員登録ができるので、会員の増加につながってとても助かっています。
弊社のお客さまは、決済からLINEを利用される方が多いので、お支払いからそのままポイント管理への以降がシームレスに進みます。LINEのミニアプリですから、アップデートを意識することなく、いつも最新の機能が自然に使っていけるのもメリットですね。また、我々スタッフに対しても、導入後も手厚いサポートが続くので、この点でも安心です。


―EDWARD(デジタル会員証)はどのような会社におすすめでしょうか?
ポイント会員を販促に活かしたい企業や、弊社のようにワンオペのシフトが多く、会員登録のご案内に時間をかけられない店舗などは非常に助かるかと思います。正直なところライバル企業には使って欲しくはないですけどね。(笑)

―今後、EDWARD(デジタル会員証)を使ってやっていきたいことはありますか?
以前のアプリでは、会員数を増やす時点で躓いてしまい、販促や分析に力を入れるところまで行けなかったのですが、今後は、入居している商業施設の施策に絡めた販促などをどんどん行っていきたいです。
10万名のポイント会員が、資産となりますので、今後は、これをベースにリピーターを増やすための販促に力を入れたいですね。私たちの店舗があるどの商業施設でも、10周年や20周年などの周年祭が盛大に行われますので、私たちもそれに合わせたイベントやキャンペーンを展開したいです。
32店舗の各商業施設によって周年祭のタイミングがそれぞれ違いますので、これからは忙しくなります。いま、直近で控えているのが、ららぽーと富士見の10周年祭です。そこから、各地で周年祭が続きます。
―オプションになりますが、EDWARD(デジタル会員証)には、抽選ガチャ機能もあります。
あ、それはいいですね。ガチャみたいなイベントをやれたらいいねと考えていたところです。オープンイベントや周年イベントにはよさそうです。ポイントとも絡められますのでぜひ検討したいです。
【編者追記】インタビュー後に、実際にキャンペーンオプション(ガチャ機能)を導入いただき、時期イベントに利用する予定でご準備されています。


■■インタビュー後記■■
北海道デジタル・アンド・コンサルティング株式会社 大橋 談
今回は、EDWARD(デジタル会員証)の運用を開始された直後にインタビューさせていただきました。
運用開始から短期間で圧倒的な会員数が集まりましたので、今後は各店舗のメッセージ配信などに力を入れていかれる段階かと考えております。そのメッセージ配信による効果、会員数や、会員登録率の推移なども、時期を改めまして、再度インタビューさせていただければと考えております。
桶谷 恵様、中上 千鶴様、今回はインタビューにご協力いただきましてありがとうございました!
